コンテンツ翻訳/バージョン2

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コンテンツ翻訳バージョン2 (CX2) は、コンテンツ翻訳 (CXすなわちこの文書内のCX1) に大幅なリファクタリングアーキテクチャの更新を加えて作成されました。 このツールの目的はウィキメディアの技術とデザインの標準に沿い、信頼性の高い堅実な翻訳用ツールの提供であり、新人編集者にも寄稿のチャンスを開くことにあります。

バージョン2ではVisualEditor 編集サーフェイスとフロントエンドにOOUI ベースを使用し、Wikimedia デザインガイドラインに準拠します。

それに加え、編集初学者の経験を取上げた既存 と新規の調査から翻訳の改善点を学び、ウィキペディアに貢献を始めるたいへん有意義なきっかけとしようというものです。 計画では、段階をおって バージョン1からバージョン2に置き換えます。 後方互換性も計画に組み込み、移行期間中に利用者が作成したコンテンツに影響を与えないようにします。

新バージョンを試用する

現状では更新版が既定になり、どの言語版ウィキペディアでも特別ページ (Special:ContentTranslation) を開くとツールが開きます。 コンテンツ翻訳を使って新しい翻訳を始めるときは、更新版の拡張機能を使います。 以前の版によって翻訳されたページを開くと、その旧版を引き続き使うことになります。

更新版は現在も開発が継続中です。 どうか更新版を使って記事を翻訳し、フィードバックをお寄せください。 皆さんにとって有効な点、改善が必要な点を聞かせていただけると幸いです。

製作に CX2 を使うと翻訳を公開したときに現実のウィキにコンテンツが作成されることから、結果として質の高い翻訳を創造しない実験には不適切です。 試用して実験するには、新機能を試用サーバでお使いください。 別のウィキ上で運用するため (Wikimedia プロジェクトに統合されていないため新しい利用者アカウントの登録が必要。) テストサーバでは実際のウィキペディアから来たコンテンツを翻訳しますが、公開されたコンテンツはテストサーバでのみ作成されます (ウィキペディアに反映されません)。 この方法でなら、実際のプロジェクトで進む作業を邪魔することなく実験ができます。

フィードバックする

CX翻訳機能の更新版について、編集初学者と既存の編集者それぞれから、評価を聞きたいと考えています。

作成した記事を追跡

ダッシュボードを利用して、更新版ツールで公開した翻訳ならびに担当した利用者数を表示。

さらに更新版を使った記事には#contenttranslation-v2編集タグが付いて (例えば「最近の更新」を利用すると) 探しやすくなり、コンテンツの質の評価ができます。

機能

更新版には強化した編集サ-フェスが備わり、ツールを使用した翻訳者から繰り返し要望のあった新しい可能性を導入します。 しかしながら、CX1に含まれていたその他の機能は、更新版の初期には使えません。

主な機能

特定の文を対象にした警告。未編集の機械翻訳の割合が、制限値を超えたことを示す。

予定される介在の詳細はCX2 の全体ロードマップをご参照ください。

作業の主な領域は次のとおりです。

  • 技術と設計でウィキメディアの規準に準拠
    • ビジュアル編集機能の編集サーフェイスにツールを増やし、テンプレートや表組み、マルチメディアやカテゴリ他の追加と編集を行う。
    • 取り消し、繰り返しを確実に実行するサポート。
    • UI の刷新についてUI 標準化イニシアティブ、 OOUI コンポーネントを基本にする
  • 品質管理の仕組み。 利用者による改変をより細かく管理して翻訳者が質の高い翻訳を作成するよう動機付けします。
  • 編集初学者が貢献するための素晴らしいツール
    • 機械翻訳によるサポートを、テンプレートのパラメータや脚注の文章を含め、画面に表示されるほぼ全ての要素に展開。 バージョン1では本文の段落に限定。
    • 脚注とテンプレートのサポートを向上。
    • カテゴリの追加と削除に対応。
  • 堅牢で信頼性が高い
    • 旧版では対応が難しすぎた大量のバグに対応

現行版にあるが未導入の機能

上記の機能は、技術構造の進化によって利用できます。 ところがこれらの改良を早くお届けするには、CX1が備えた既存のツールをすべてリライトするという努力はかけられません。 そのため、現状で使える複数のツールが CX2 の初期には使えなくなります。 使い方の現状バージョン1での機能と複雑さを観察して残す機能を選んだものの、このプロセスで皆さんからのフィードバックを求めています

以下は CX1 にあるツールでCX2 の初期段階では除去されるものの一覧です。

  • テンプレートを翻訳するカスタム仕様のエディタ。 CX1 ではテンプレート編集用のエディタを左右のウィンドウに並べ、翻訳者がパラメータを照合しやすくしました。 初回の導入により、コンセプトとしての将来性を検証できたものの、まだまだ開発途上であり、CX2 への書き換えには相当な努力が求められると予測しました。 当初CX2では、ヴィジュアル編集機能に備わった、標準のテンプレート編集ダイアログを使うことにします。 基本的に言語版をこえて情報を移す機能は十分ではないのですが、テンプレートを翻訳する場合にすべてのパラメータ(属性)を編集する機能はサポートの対象です。
  • 辞書。 CX1 には一部の言語ペアについて試験的に辞書参照機能を置いたことがあります。 翻訳者にとって辞書はとても関係が深いツールであり、ウィキメディアで進行中のこの関連のプロジェクト群を将来的に採用できないか追跡しています。 ただし、今後、もっと辞書類を統合するという明確な計画があるなら、CX2 にサポートを提供することこそ有意義と考えます。
  • Progress indicator in the editor. A progress bar showed in CX1 how much of the article was translated and how much was missing. This information will be still visible from the dashboard, but not while editing the article. Based on our observations from users, having it on the editor was not providing much value.
  • Announcements of new machine translation services. The automatic translation card became highlighted when a new machine translation service was made available for the current language. This was especially useful in the initial stages of the tool, where new services were added regularly. We can reconsider this feature once the migration to version 2 is completed, and we plan to integrate new machine translation services in the future.

開発計画

コンテンツ翻訳機能の開発はこの2年超にわたって進めてきました。 その期間の焦点は、ウィキペディアの編集者にとって翻訳改善のコアな考え方を評価することでした。 構造は柔軟でコンセプトを試すためにモジュールの交換ができます。 これで展開は速くなるのですが、アプローチは細部を省略するため濃ーどの整合性と管理のしやすさ、ツールの信頼性に影響を与えました。 堅実で信頼できる翻訳ツールを提示するには、リファクタリングとアーキテクチャ更新が提案されており、ウィキメディアの基準に沿った技術とデザインに貢献すると期待されます。

この介入を終えた段階で、コンテンツ翻訳を次のようなツールにするよう目指しています。

  • Is aligned with the Wikimedia standards in technology and design. Uses the editing surface technology of Visual Editor (VE), and follows the Design style guide principles.
  • Is a great way to contribute for newcomers. The tool provides a quick and easy way for new editors to start contributing. Even if the tool does not support dealing with complex content or situations, it always provides a clear path forward for new editors.
  • Is solid and reliable. The tool is reliable enough to go out of beta for at least one community.

The way to get there is detailed in different plans below.

開発プラン

CX2 ロードマップではツール開発を2018年2月より反復処理段階に進めるとしています。

実装の計画

おおまかな計画では、小規模もしくはウィキのサブセットを対象にCX2に関する QA を実施し、実装するウィキを段階的に増やそうとしています。候補の決定に代表的なウィキの一覧が利用できます。

後方互換性の計画

CX1 と CX2 は移行期に共存することになります。それぞれのバージョンで作成される翻訳に互換性があるとは想定されませんが、次の手順で後方互換性の損失に関する問題を回避できると考えています。

  1. 翻訳を開始するとき特定のバージョンのエディタを使うと、その後も必ず同じバージョンで開き、その時点の既定のバージョンに影響を受けません。 これはつまり、既定でバージョン2に変わっても、バージョン1で始めた翻訳は次に開くときバージョン1でひらくことができます。
  2. 安定版としてバージョン2が既定になった段階で、新しい翻訳はバージョン2よりも古いバージョンでは開始できなくなる予定です。 つまり、新規の翻訳にはバージョン1は使えなくなるものの、古い翻訳の編集では有効です。
  3. 現状では翻訳は1年経過すると自動で削除され、新規記事をバージョン1で作成できなくなったため、時間経過に合わせてバージョン1を安全に廃止することが可能と見込まれます。

最近の更新

この機能に関する直近の動向 (2019年7月 以降の最近まで) の詳細は、 翻訳加速イニシアティブ Translation Boost Initiative のページをご参照ください。

以下に2019年11月以前の過去ログ (……実はそうなんです、2019年7月と2019年10月ではページの重複があります。)

2019年10月

2019年9月

2019年8月

2019年7月

2019年6月

2019年5月

公開設定ダイアログ画面で、公開先を選ぶ。

2019年4月

2019年3月

2019年2月

2019年1月

The different initiatives (enable switch, wiki outreach, and prominent invite) helped to increase the translation activity on version 2, reaching a 47% of all translations in the first week of January 2019. (data source)

2018年12月

2018年11月

2018年10月

"Try the new version" allows to enable version 2 for the user from the translation dashboard.

2018年9月

2018年8月

2018年7月

2018年6月

Link card with information about the link in both languages, and automatic translation with the translation service used for initial translations.

2018年5月

2018年4月

Images are adapted and additional editing tools are provided.
Asking for confirmation when publishing will overwrite an existing page.

2018年3月

A cleaner layout and editing tools provided in the tools column.

2018年2月

Initial state of CX2