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Growth

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Growth チームのページにようこそ。


ウィキメディア財団のGrowth チームは、新規参加者の編集を促進する一連の機能に取り組んでいます。これらの機能は新規参加者の活動を増やすことが実証されています。


📰 ニュースレター | 👤 チーム | 💬 お問い合わせ | ⚙️ 開発者向けの説明文書 | 📈評価指標

現在のイニシアチブ

語調の修正

語調改善構造化タスク(Improve Tone Structured Task)は、初心者がウィキペディアの記事にある中立でない表現を識別して修正するときに役立ちます。

進行システム

構造化した進行システム(progression system)の目標とは新規利用者の動機付けを促し、ウィキペディアにより建設的な方法で貢献し長く関わり続けるよう導こうとしています。

モバイルウェブ版編集の調査

このプロジェクトはモバイル編集体験の向上を目指し、定量および定性のデータ、コミュニティのフィードバックおよび利用者の旅(ジャーニー)などの分析を組み合わせて、実用的な洞察をします。

Newcomers Survey

このプロジェクトでは英語版ウィキペディアで編集がうまくできる新規参加者を調査し、編集を初めたばかりのころの経験、ツールの使い方、コミュニティの相互作用理解に努めます。

最新情報を入手!

Growth 機能のご紹介

機能を見て回ろう

新規参加者向けの新しいツール類はウィキに到着した初期につまずかないように補佐します。

皆さんのコミュニティと Growth 機能

機能の詳細は、コミュニティごとに適応させてください。新規参加者に対応するコミュニティのため、いくつかのリソースをご用意しています。

プロジェクト実績をご参照ください | Growth チームの沿革と目標 | 導入の一覧表

今後、取り組めそうなプロジェクト

プロジェクト実績

これらイニシアチブならびにそれに伴う特定のプロジェクトの現状を確かめるには、最新情報を入手!を参照してください。

導入の一覧表

なんで Growth という名前?

"新規の寄稿者の定着率をあげる"ってどういうこと?

当チームの活動目標では、「新規の寄稿者」とは特定のウィキのプロジェクトでアカウント登録を済ませてある人を意味しており、実際に編集をしたかどうかは問いません。 これらの人たちの「定着」とは、編集をしたことがあり、その後の期間にも編集を繰り返すという意味です。 寄稿者の皆さんが数ヵ月、数年と定着してくれることを希望する当チームでは、まずこれらの人たちが乗り越えるべき壁として、活動開始の初期の数日、数週間が課題だと認識しています。 このように Growth チームの優先順は、参加初日から数週間に集中しそうです。

定着率の計測には、いくつかの期間を設定できます。 定義は「活動2ヵ月目の定着率」すなわち、特定の寄稿者が参加第1月に編集をしており、第2月にもまた編集したら「定着」したとする見方です。 しかしながら定義としてはもう1件あり、「活動2週目の定着率」すなわち、寄稿者が参加第1週に編集をしており、第2週目にもまた編集したかどうかで「定着」したとする見方もあります。

作業を続ける中で私たち Growth チームはどの種別の定着率の拡大がもっとも重要で、どれを最優先して追跡するか、決めていこうと考えます。 定着率の公式な定義は、こちらのページをご参照ください。

背景

ウィキメディアのプロジェクト群は広範で深いコンテンツの集合体(ハブ) であり続けるために、新規の寄稿者を恒常的に受け入れなければなりません。 新規の寄稿者とは、活動が止まっている編集経験者に取って代わる存在です。 また編集コミュニティもより多様になります。 新規の編集者がたくさん入ってくると、プロジェクト群ではコンテンツが拡張し、その多様性も増していきます。 ところがウィキメディアのプロジェクト群では活発な寄稿者数は、現状維持もしくは減少傾向にあり、新規の寄稿者数もやはり同じ傾向を示しています。 この課題の研究は2013年に論文 The Rise and Decline of an Open Collaboration System: How Wikipedia's reaction to popularity is causing its decline に発表されています(仮題:オープンな投稿システムの盛衰:こうしてウィキペディアはその人気のせいで衰えた)。 執筆者陣は2007年以降、英語版ウィキペディアにおける活発な寄稿者数は減少を続け、主な素因として寄稿者にとって技術面と文化面の壁が増えた点を指摘しています。 それ以降、類似のパターンはウィキメディアの他のプロジェクト群でも散見されました。

ウィキメディアのプロジェクト群における、活動中の寄稿者数と寄稿者の定着率の分析結果は準備中です。

数値が高いかどうかの他に、他の調査から新規の寄稿者は各人の能力を発揮できずにいる、その理由は編集作業が技術的にも文化的にも複雑だからと示唆されています。 一例を挙げるなら、新規の寄稿者がやる気に燃えて最初の投稿をすると差し戻されたり、初めて立項した新規ページを削除されてしまったのに、合理的な説明はなにも与えられない、こういう事例はどこにでも見受けられます。 これらのせいで混乱し期待を裏切られてしまうと、もう編集なんて続けたくなくなるのです。

数値、調査研究、ストーリーを総合すると、既存の寄稿者の定着と新規参加者の参加拡充には改善できることがあることが指摘されます。 少し掘り下げると、ウィキメディア財団は中規模のウィキペディア群に注力すると決定し、その理由としてこれらのプロジェクト群にはコンテンツ拡張の需要、寄稿者の定着を保つ必然性があげられ、それらにはソフトウェアが果たせる役割を認めています。

ウィキメディア財団は、新規投稿者がやめずに続けたり去ったりする原因をより深く理解しようと、新規編集者の経験 調査プロジェクトを2017年に完了しました。

このプロジェクトでは、ウィキペディアの新規投稿者が直面する主な課題と、一連の潜在的な解決策を特定しました。詳細は以下の「課題」(Challenges)と「解決策」(Solutions)の節を参照してください。

Growth チームは2018年7月に結成され、調査プロジェクトで特定した課題と解決策に取り組みます。チェコ語と朝鮮語のコミュニティとはこれらウィキで変更をテストし、関係の継続に取り組みます。投稿者の定着率が上がる変更が見つかった場合は、他のコミュニティにも働きかけ、導入をさらに多くのウィキへ広めるかどうか検討していく所存です。

これまでに有益な調査はたくさん行われており、新規参加の編集者を理解しようとする当チームの助けになってはいるのですが、未解決の重要な疑問は残ったままです。当チームは未解決の疑問を記録しては優先順位を付けています(こちらのページをご参照 )。調査やデータ、アンケートや機能のインストルメント化を慎重に活用してこれら疑問の答えを求めていきます。

原則

対象を新規投稿者にして、各ウィキで示すべき健全性リストは以下のとおりです。当チームにとっては指針であり、私たちが関わるウィキ類で力を尽くし、これらを実現したいと考えています。

  • 投稿者が多様であれば、広範で奥行きの深いウィキを築けるはずです。
  • 特定のウィキに有意義な改善を加えたいと考える貢献者には、その人自身にマッチした場所がコミュニティ内で見つかるようにしなければなりません。
  • 投稿する人が必ず編集の方法を自習できるようにします。
  • スキルの上達度に関わらず、投稿者は誰でもコミュニティの他の参加者に助けを求めたり知恵を貸したりするべきです。
  • 投稿者は周りと対立するのではなく支えられる環境で学びながら編集を身につけることができるべきです。

Growth チームの使命

ウィキメディア財団 Growth チームの使命とは、新規にアカウントを作った参加者の支援について、魅力的で直感的で包括的な製品を設計および構築し、ウィキメディア運動への参加を容易にする点にあります。

Growth チームのビジョン

私たちが構想するウィキメディアのコミュニティとは、ウィキペディアその他のプロジェクト群への参加バリアを低くして、より多くの人が実際に活発な編集者になれること、そして経験値が求められる役割へと進むこと、その結果、持続可能で多様性のある知識共有の基盤へと導くことです。

課題

上記の原則には、実現を阻む課題が存在します。主な課題を特定したのは、2017年に完了した「新人編集者の体験」調査プロジェクトでした。チェコ語と韓国語のコミュニティ参加者から協力を得た研究者は聞き取り調査をして、チェコ語版と韓国語版それぞれのウィキペディアの寄稿者64人に実施したインタビューでは、編集を始めた理由、簡単だった点と難しかった点、編集をやめた人ならその理由を尋ねました。当プロジェクトで明らかになった一連の技術面、概念、文化の課題(2017年の観察結果)は、以下にまとめてあります。成長(Growth)チームではウィキメディア財団の他のチームと共に活動し、それぞれのウィキでこれらの課題克服と、原則を実現できるよう支援しています。

  • 技術面:新規貢献者は投稿に必要な特定の技能でつまづいていること(Technical)。
    • 編集:ビジュアル編集機能(Visual Editor)は新しい投稿者には便利でも、そういう人たちには記事を構築したり出典をつけたり、公開する手順を学ぶのは難しいのです。
    • 意思疎通:新規投稿者には、トークページを探したり使ったりするのが難しいこと。原因はトークページはビジュアル編集機能に非対応であり、さらにインターネット上の他の議論システムとは仕組みが違うため。(Communication)
    • ヘルプを探す:ヘルプの素材は多くのウィキであちこちに散らばって一貫性がないままで、新規貢献者には見つけるのも使うのも難しいこと。(Finding help)
  • 概念的:新規貢献者はウィキの中核となる方針や最善手法を学ぼうと苦労します。以下に、最も難しい概念をまとめます。(Conceptual)
    • コミュニティ:新規貢献者には、それぞれのウィキ・プロジェクトの背後に活発なコミュニティが存在すると気づいていない人が大勢います。(Community)
    • 検証可能性と典拠:コンテンツはすべて信頼できる情報源に依拠しなければなりません。
    • 特筆性:掲載するコンテンツは全て、記事にする必要が認められるほど、広く注目を集めたものごとでなければいけません(Notability)。
    • 百科事典的な文体と中立的な視点:記事の内容は特定の議論に偏ることなく提示しなければなりません(Encyclopedic style and neutral point of view)。
    • 著作権:(Copyright)コンテンツは情報源のライセンスに違反してはなりません。
  • 文化面:(Cultural)ウィキ環境では、新規投稿者が自分の居場所を見つけようとしているのに、やる気を失う可能性があります。
    • ペルソナ:(Persona)新規投稿者はなぜ編集するのか各人の目的が異なり、それでもそれをどう実現できるかわからずにいます。
    • フレーミング:新規貢献者が留まるかどうかは、貢献者同士の意思疎通の方法に影響を受けます。フィードバックが否定的では、さらに貢献しようという意欲を損なう可能性があります。(Framing)

解決策

Growth チームでは、上記の課題に対して複数の解決策を試み、その過程で学んだり視野を広げたりしていくつもりです。以下は新しい編集体験プロジェクトから得た成果であり、私たちが試みる解決策の指針となります。

  • 仲介する人たち:新規投稿者のうち、編集方法の習得に成功した人はパートナーや指導役の助けを借りる例が多いです。これらパートナーは、オフウィキの場として学校や図書館、オフ会などで出会うことが多いです。
  • 取り組みを学ぶこと:(Iterative learning)新規投稿者は安全な環境で時間をかけたほうが、編集技能の習得がうまく進みます。
  • 外部のヘルプ:新規投稿者はしばしば、ウィキペディアではない外部のヘルプを探しており、それはオフウィキの連絡だったり、インターネット上のその他のリソースを頼っています。

これらのトレンドから、上記の課題に対する解決策2件の主なカテゴリにつながります。通常、私たちチームの仕事は次のカテゴリのどれかに当てはまります。

  • 人間が人間をヘルプ:(human-to-human help)投稿者同士を結び付けるフォーラムやプログラムにおいて、経験豊富な投稿者が新規投稿者の成功を支援できるようにする。これにはヘルプデスクのフォーラムや、指導役制度(mentorship)を設けて活動すること、さらにオフウィキの人脈も含まれます。
  • 内容に即したヘルプ:ウィキペディアの編集体験が変わると、技術と概念の課題上のガイダンスを表面化します。これはガイダンスであり必要なときに必要な場所に表示され -- 表示先は発見が難しいであろう別のページではありません。

このページに掲載した発想の一覧は、これまでに当チームがコミュニティの皆さんと検討し協議したものです。

当チームとの連携

皆さんの意見や感想を聞かせてください。Growth チームと連携するには、こちらのガイドを参照願います。

脚注

以下のまとめは上記の背景や原則、課題や解決策の基盤を示すリンクや調査を示し、当チームの考え方を引き続き形成するものです。