個人情報保護をめぐる法規類や基準類の変更(例:一般データ保護規則とそれに始まる個人情報保護に関するグローバルな対話)に照らし、ウィキメディア財団法務部門(Legal team)は利用者の個人情報保護のため IP アドレスを一般公開しないことに決定しました。
しかしながら、ウィキ群の保護を目的としてそれらの閲覧が必要な人には、今後もアクセス権を付与します。
この変更により、現行の荒らし対策の作業手順に影響が出ることは承知しています。
IP アドレスの秘匿化後は、荒らし、なりすまし、編集者同士の衝突、その他の良くない行為者を識別してブロックするツールへのアクセスを維持し、あるいはツールの開発に尽力する所存です。
登録利用者の皆さんが臨時アカウントと関連機能を理解できるように、紹介のダイアログ・ボックスを実装してあります。そのボックスには、臨時アカウントの概念、IP 表示機能を備えた IP 情報ツールなどを紹介しています(T373818)。
A mockup of Autoreveal「自動表示」機能の実装を決めました。 これにより、特定の役務者は一定期間、すべての臨時アカウントに対応する IP アドレス全件を表示できるようになります。 役務者はこの機能により、大量の IP アドレスの確認を必要とする破壊行為など、不正行為に迅速に対応できるようになります。 現在、この機能の典型的なタスクと設計を定義中です。 自動表示に関するご意見は、できましたら Phabricator タスクにお寄せいただければ幸いです。 この機能構築を決めるにあたって、スチュワードほか拡張権限を預かる利用者の皆さんと話し合いを基にしており、関与を続けて貴重なアドバイスをくださった皆さんに改めて感謝申します。