Manual:外装の設定

From mediawiki.org
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このページは管理者を対象に、ウィキに外装を設定する方法を解説します。

この説明文書は、MediaWiki 1.31+向けです。

外装の使用について、外装全般の情報は Help:外装 を参照してください。

For developers who want to create new skins or edit existing skins, refer to Manual:How to make a MediaWiki skin for technical information.

外装のダウンロード

MediaWiki の tar圧縮 ダウンロードにはいくつかの外装が同梱されています。 See Bundled extensions and skins#Skins for a list.

しかし、MediaWiki を Git からダウンロードした場合、あるいは追加の外装をインストールしたい場合は、単数または複数の追加の外装のコードを個別にダウンロードする必要があります。

多くの MediaWiki 外装は Wikimedia Git リポジトリに含まれています(完全な一覧はこちらから参照してください)。 外装はMediaWiki 外装のダウンロードよりダウンロードできます(tar形式)。

このグループ内の外装をどれか Git 経由でダウンロードするには、以下のような呼び出しを作成します。

git clone https://gerrit.wikimedia.org/r/mediawiki/skins/[外装の名前]

例: 既定のベクター外装を用いるには、MediaWiki インストレーション フォルダーの skins/ 下位ディレクトリにある以下の内容を入力します:

git clone https://gerrit.wikimedia.org/r/mediawiki/skins/Vector

適したリリースの外装を入手します。 新しいディレクトリに移動し、実行:

git checkout REL1_35

(replace REL1_35 with another release branch or tag)

外装の有効化

/skins ディレクトリ内の任意の使いたい外装について、LocalSettings.php ファイルで有効化しなければなりません。 例えば、ベクター外装を有効にするには以下を追加します。 複数の外装をインストールした場合は、個別の文を使って有効にします。

// MediaWiki 1.24 or less
require_once "$IP/skins/Vector/Vector.php";
// MediaWiki 1.25+
wfLoadSkin( 'Vector' );

(これは、ディレクトリが異なる点以外は、拡張機能の有効化と同じです。)

外装の選択によっては追加の段階が必要かもしれません。 mediawiki.org 内の各外装のページに詳細なインストールガイドがあります。例えば Vector のものは Skin:Vector#インストールをご覧ください。他のすべての外装についての説明も同様です。

ウィキにおける既定の外装の設定

固有のウィキの新規利用者向けに既定の外装を設定するには、外装ファイルに記述のある名称をLocalSettings.php $wgDefaultSkin 変数に小文字で入力します。利用者はその場合も個人設定ページを開いて好みの外装に変更できますが、他の外装をすべてアンインストールもしくは非表示にした場合を除きます(以下をご参照ください。)例をあげます。

$wgDefaultSkin = 'vector';

既存のウィキでこれらの値を変更すると、旧版の既定の外装を使用する利用者の設定が自動で更新されます。 利用者の個人設定を変更するメンテナンス スクリプトは存在するものの (userOptions.php )、使用する必要がある場面はほとんどありません。

この値を保つと、既定の外装はベクターです。

外装のアンインストール

外装をアンインストールするには、wfLoadSkin の行 (MediaWiki 1.24 以前では require_once の行) を LocalSettings.php ファイルから除去します。 その後、skins/ ディレクトリを削除することができます。

もしアンインストールした外装を使用していた利用者がいれば、MediaWikiは自動的にその利用者の外装をウィキの既定の外装に切り替えます。

外装をアンインストールせずに抑制する

管理者は利用者の個人設定に表示され、サイト全般の使用を認める外装に上限を設けるため、非表示にする外装を$wgSkipSkins に列記します。利用者には非表示のまま、新規の外装をテストする場合に便利かもしれません。手順は以下の例を参考にして、LocalSettings.php に記述します。

// To remove various skins from the User Preferences choices
$wgSkipSkins = array( "monobook", "timeless" );

外装のプレビューには useskin URL パラメーターを使います。

サイト全体のCSSの変更

MediaWiki では管理者がレンダリング対象のすべてのページに適用するため、サイト全般のCSSルール規定を認めています。 これらルールの追加にはご利用のウィキで Gadget-site.css ページ (以前の Common.css) ページを編集しますが、$wgUseSiteCss には true が設定されている必要があります。 グローバルなスタイルシートに加えて、特定の外装にのみ有効なCSS規則の設定もできます(Manual:Interface/Stylesheetsをご参照ください。)

利用者CSSの変更

利用者はページ "User:利用者名/common.css" を作成することにより、自分用のCSSルールを指定することができます。 そのページのCSSは利用者がどの外装を使用していても適用されます。 もしウェブサイトの既定の外装が変更されても、利用者のカスタムCSSは以前と同じように引き続き有効に作用します。 この機能は LocalSettings.php 中の $wgAllowUserCss を true に設定することで有効化されます。 また、利用者はページ "User:利用者名/外装名.css" を作成することにより、特定の外装にCSSを適用することもできます。 例えばモノブック外装を利用しているなら、ページSpecial:MyPage/monobook.css を編集します。

利用者が個人設定で外装を変更できないようにする

MediaWiki バージョン:
1.16

システム管理者は「外装」オプションそのものを除去し、個人設定に非表示にすることができます。ご利用のサイトで使う外装が特製で、しかも 他の外装では正しく表示されない場合には合理的な措置です。

実行には LocalSettings.php 内に新しい行を追加して以下のコードを記入します。個人設定から「外装」オプションが除去され、そのURLでは useskin パラメーターが使用できなくなります。

$wgHiddenPrefs[] = 'skin';