Growth/コミュニティによる設定

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開発中のコミュニティ設定の編集フォーム、英語版ウィキペディアの例 – 画面キャプチャ、2021年4月20日時点 (画面キャプチャのフルバージョンはこちら)

このページではGrowth チームによる「コミュニティによる設定」プロジェクトを扱います。 このページでは主要なアセット、設計、未決の課題、意思決定について述べます。 進行中の増分更新のほとんどは全般的なGrowthチームの更新ページに投稿されます。このページにはいくつかの大規模または詳細な更新を掲載します。

設定ページは、皆さんのウィキで Special:EditGrowthConfig を開いてください。 この機能に関して問題発生のご連絡、あるいはご質問には、当方にご連絡をお願いします。

This project is deployed and can be used to configure Growth features . It will be replaced by Community configuration 2.0 .

現状

要約

Growth チームの機能は、新しいウィキ群に導入する前に、コミュニティの意見収集が義務化されている点でユニークです。 実装に先立ち、コミュニティでは指導役の一覧を置いたページを伝えたり、ヘルプパネルに表示させたいヘルプへのリンク類、さらに新規参加者タスクが見つかりやすいようにどのテンプレートを使うかなど、指定を求められます。 これらの機能を有効にしたり、挙動を変更したい機能がある場合には、これまでならコミュニティが Phabricator のタスクを立て、Growth チームにコードの変更を頼む必要がありました(手順はこのページをご参照ください) このせいで新しいウィキに機能が実装されるスピードが落ちてしまい、またコミュニティが修正を申し出る頻度にも影響していました。

問題解決策として、Growth チームは Growth 機能の設定をコミュニティ自体にコントロールしてもらう方法を築こうとしています。 管理者はそれぞれのウィキでフォームを使い、すべての人に向けた Growth 機能の設定を変更できます。 フォームは Special:EditGrowthConfig に用意してあります。

これは Growth 機能に関してコミュニティに便利に使ってもらえるばかりでなく、ゆくゆくはWMFの他の機能にも採用される可能性を備えています。 これは「万人向けのワンサイズ」というアプローチよりも、それぞれの慣習や需要に適している機能かどうかコミュニティ自体が判断できるよう、環境設定を開示する可能性を念頭に置いています。

動作の仕組み

JSON ファイルの画面キャプチャ。 Growth チームが提示するコミュニティによる環境設定 (英語版のベータ・ウィキペディア、2021年4月20日時点)

環境設定は MediaWiki 名前空間に JSON ページとして保存します。 環境設定はコミュニティの皆さんが技術的に習熟していなくても管理できるように、JSON にカスタムのフォームを作成して環境設定一式を書き込みました。 この方法なら、環境設定を変更するときにコミュニティの皆さんが JSON の編集方法を覚える必要はなく、同時に機械可読性の高い書式で設定を保管した状態を保てるからです。

管理者とインターフェース管理者のみがフォームを介してウィキの設定を変更することができます。 管理者以外の利用者も、特別:EditGrowthConfig を開くと設定を閲覧できます。

フォームは情報の変更が必要な書式に適合するかどうか判定します。

注意喚起: フォーム経由で変更すると、直後に Growth 機能を有効にした利用者全員に影響を与え、その数は数万人にのぼります。そのため変更を実施する際の重要点として、あくまでも慎重に配慮しなければなりません。

フォームは MediaWiki ページを編集するので、それぞれの MediaWiki ページに既存の次のような基本的機能は継承します。

  • フォームの変更点は JSON ページに編集要約を記録します。
  • 環境設定は JSON ページで旧来のバージョンに戻すことが可能です。
  • 変更に関する協議の場は JSON のトークページでお願いします。

変更を実行するにあたり、コミュニティで協議と合意形成のプロセスを築き上げる必要があります。削除の協議に似ていて、記事の場合は権限のある管理者が削除でき、それが妥当かどうかはウィキごとに決定のプロセスを設けてあり、それと同様です。

メンター名簿を皆さんのウィキに掲載するには、まず固有のページの作成から始めます。

対象となる設定変数

フォーム設定変数の全体 はコミュニティの管理にゆだねないものの、ユーザー体験を影響する可能性のある設定は開示します。 一例として、機能が使用するデータベースクラスタの設定は開示しません。 T275086の一環として、設定変数のうちオンウィキで管理できるようにしたい群を決めています。 変数は一覧にして表組 (Google スプレッドシート)にまとめました。

未解決の質問

コミュニティによる設定は新しい発想で、コミュニティにも財団にも役立つと考えられます。 それでもまだ下記のように未解決の質問はあり、コミュニティの皆さんが機能を使い始めたら、皆さんとの対話で学んでいきます。

  • コミュニティは合意を形成してから変更の実行するのか、それともだれでも独自の判断で変更して良いことにするでしょうか?
  • 編集作業を管理者とインターフェイス限定にする措置は、 果たして適切な制限レベルなのでしょうか?
  • 設定の変更を実施するには、なんらかの留保期間を設けたほうがよいでしょうか? そうすれば性急な変更の連続(またはフォームに関する編集合戦)のせいで、新規参加者を振りまわさずに済むのでは?

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