Moderator Tools/Content moderation on mobile web/Diff/ja

From mediawiki.org
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差分とは、ウィキメディアのプロジェクト群の基本的な構成要素で、ナビゲーションとコンテンツ推敲に使います。 モバイルウェブ版の場合、差分ページにあるはずのコアなリンクと操作が欠けていて、ウィキメディアのプロジェクト群を理解したいと願う編集初学者には、何がどう機能するか理解したくても役に立たないはずです。

この改訂作業そのものは、モバイル版の差分表示に「取り消し」ボタンがほしいという、多くのコミュニティから上がった別の要望にも対応します。 モバイルウェブ版のインタフェースを使う編集者は - 既定では - 編集を取り消そうとしても手間がかかりました。 With 改良版モバイル投稿モード (AMC=Advanced Mobile Contributions)をオンにした編集者は、「取り消し」ボタンがページの変更履歴 のみに 表示され、押すとデスクトップ版の取り消しインタフェースが開きます。 編集者は差分表示から編集の取り消しができるはずです。

This project is paused as of June 2023. We will consider re-prioritising it in 2024.

経緯

スペイン語版ウィキペディアの特別:MobileDiff(モバイル版差分表示)

差分

モバイルウェブ版の差分表示は、特別:MobileDiff というモバイル版専用の表示を用いており、デスクトップ表示とは明らかに異なります。 違いは、差分を左右に分けて表示するのではなく変更点を行内に示す点、特定のページの変更履歴や特定の投稿者の投稿履歴をリンクで示さない点、または 取り消しや秘匿その他の 適正化の操作ができない点です。 モバイルウェブ版の利用者が唯一、実行できる操作は利用者に感謝を送ることだけです。

注目点として、編集中にプレビューするときエディタが生成する視覚的な差分など、利用者がモバイルで体験できる他の種類の差分表示もあります。 当プロジェクトでは編集のプレビュー時点ではなく、 利用者がページの変更履歴や利用者投稿記録を閲覧した場面で目にする差分表示に焦点を当てます。

インラインの差分

インラインの差分とは、版番号の異なる 2つの版を対比して差異を表示し、同じ段落同士で文字列の加除がわかるようにします。(※=in-line diffs) この形式だとコンテンツの重複を省略するので、左右2列に並べた差分表示よりも縦方向の表示領域が短めになり、反面、段落をまるごと追加または削除した場合と比べると、単一の文に種類の違う変更点が複数ある場合などは、差分が見分けにくくなる可能性があります。

Screen sizes have, on average, increased since the decision was made to use in-line diffs, and other tools (such as SWViewer ), make good use of two-column diffs at mobile screen widths. 編集者の皆さんには、モバイルウェブ版でも両方の変更履歴表示を、つまり従来の左右2欄表示を好む人も尊重するにはどうすれば良いか、選択肢を探りたいと考えています。 これは個人設定で切り替える方式にできそうですし、その上で、編集初学者にはどちらを既定で表示するか決める必要があります。

質問: インライン表示、2欄表示のそれぞれについて、満足な点と不満な点はなんですか? どちらかひとつだけ使えれば良いか、利用者はモバイル版でも切り替えて使える方が良いですか?


リンク

ウィキメディアのプロジェクト群では版間をより楽にナビゲートできると望ましく、ページの変更履歴、利用者の投稿記録、変更の差分表示はどれも、それぞれに直接リンクさせるべきであると考えています。 現状ではモバイル版の差分表示に、ページ変更履歴にも利用者投稿記録にも、直接のリンクは置いてありません。

取り消し

Mobile editors who do not have Advanced Mobile Contributions (AMC) turned on cannot access buttons for undoing edits from page histories or diffs. AMC を有効化して「取り消し」「巻き戻し」ボタン、さらに履歴の除去機能をページの変更履歴にのみ追加、差分表示にはこれらのボタンを載せません。 差分表示のページに取り消しボタンはどうしても必要だと認識しています。

モバイルウェブ版で「取り消し」ボタンを使うと、次の画面はデスクトップ版の表示になるため、部分的な差し戻しつまり特定版の編集を取り消すと同時に、編集もできます。 このインタフェース設計はモバイル版の画面幅を想定していないため、編集の取り消しを確定したくても、利用者は画面のかなり下までスクロールしないとボタンが押せません。 データ分析の結果、取り消し操作のうち部分的な巻き戻しは全体のわずか 3% にとどまること、その他は全面取り消しであることが把握できました。 こういう前提のもと、ページエディタを開かなくても特定版の編集を取り消す方法のビルドを考えても良いかもしれません。

質問: エディタを開かなくても、編集者が編集の特定版をもっと迅速に取り消しできるとしたら、良いですか悪いですか?

設計

設計の試作版をいくつか検討中で、皆さんの ご意見ご感想ご指摘を募集中です。 目を通してみて、トークページに感想などを投稿願います。

  • ページのレイアウトはわかりやすいですか?
  • 差分表示のページにあるべきだと予測した機能やコンテンツは、全部そろっていますか? 設計担当はなにか見落としていませんか?
  • もし編集初学者が使う場合、ページの要素はわかりやすいでしょうか?
  • 気に入ったのはどの選択肢で、その理由は?

これらの設計案の変更点はページ要素の配置(レイアウト)と情報の構成のみ - インライン差分表示は現状のままであり、これをすぐに改変する計画がないからです。 これらの設計案は、あくまでも変更履歴に関連した情報に集約しています。

この設計改訂では、参加して年月が浅い利用者にとって理解しやすく使いやすけなるように、デスクトップ版で提供してきた機能とリンクのセットをモバイルウェブ版でも利用できるように、ます。

We removed:除去した要素:

  • グレー表示の「この利用者について」 カードをページ最下部のフッタから除去
  • 利用者の累計編集回数
  • バイト数の加除

さらに以下も追加しました。

  • ページの変更履歴とトークページへのリンク
  • そのページをウォッチリストに入れる/除去する 操作
  • 利用者の投稿履歴と会話ページへのリンク
  • '編集要約/タイムスタンプと利用者情報を保持する「カード型」UI類
  • 取り消しボタンは感謝ボタンと同じトレーに配置
  • 巻き戻しと変更の可視化のボタン(管理者限定)
  • 利用者をブロックする操作(管理者限定)

現在のバージョン

対比させるため、現状のモバイル版差分表示 MobileDiff インタフェースの見た目はこちら。

管理者以外の版

この節で述べる設計案では管理者権限のない利用者向けで - MediaWiki の基本的な操作のみ置いてあり、管理者限定の機能は除外してあります。

これら試作版は設計案の全体像を示しています。この版では〈利用者の詳細ボタン〉を押すと展開し、表示中の利用者に関するリンク類 - 会話と投稿履歴が現れます。 利用者の詳細を折りたたんでも、画面領域はあまり節約できませんが、 既定で利用者が目にする視覚的な要素は減らせます。 この設計案の土台となる仮説として、これらのリンクは利用回数を比べると他の要素ほど重要がない点、編集初学者はリンクやボタンが多すぎると混乱するだろう点を考えました。

これらの仮説そのものが誤り(データ分析と利用者テストで実証の予定)だと判明した場合は、単に利用者リンクの常置を検討することになりそうです。

画面の縦方向の領域を節約するためなら、「編集要約欄」という見出しすら省略する方法もあります。 この決定を支える仮説とは、この分の意味は一目見ただけで明白で - その編集で何を変更したのか、編集者は説明を書く必要があります。 編集初学者にとっては見出しは使いやすい代わりに、編集要約があいまいに感じるかもしれません。

この設計案ではシンプルに 「変更履歴」とドロップダウンメニュー「利用者情報」それぞれの題名欄 を除去、見た目を揃えてあります。

管理者用の版

ほかに3つの操作は、当該のプロジェクトの管理者限定で設計案に盛り込みました。利用者のブロック、編集の差し戻し、秘匿など編集の可視性の変更 (変更履歴の除去)。 上記と同様の応用形は存在します。これらの操作は、利用者リンクを常に表示するバージョンでデモをしてあります。

MediaWiki のインターフェイスで標準的なブロックボタンは、トークと投稿履歴ボタンの隣に置きました。 差し戻しと変更の可視化 ボタンは、画面下部の操作トレーにメニューを新設して格納しました。

これらの設計案をどう思うか、どうかトークページに感想を投稿してください。 皆さんからフィードバックをもらったら、さらに柔軟に対応していくつもりです。

タグとフラッグ

上述の設計案だと、タグを配置しない(例=「モバイル版編集」「取り消し」など)ほか、フラグも使いません(例=細かい編集、ボット)。

この設計案では〈細〉 のフラグが立ち、編集要約欄の末尾に太字の斜体で表示してあります。

タグを表示するには、ドロップダウンから次の選択を操作します。

長文の編集要約は2行目以降は切り捨てられてしまい、同じドロップダウンの仕組みで表示されます。

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