Reading/Web/デスクトップ版の改善

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以前のウィキペディアの既定の外装 (ベクター) は、2010年に導入されました。 その後の10年余りの期間に、拡張機能ガジェット利用者スクリプトによってインターフェースが強化されました。 そのほとんどは視覚的にまたはウィキ横断的に調整されていませんでした。 また同時に、ウェブデザイン、あるいは閲読者や編集者の期待するものが進展しました。 最終的に、いくつかのこれらのアイデアを取り上げ、すべての人の既定の経験として、すべてのウィキに、整理され、一貫した方法で、持ち込むことにしました。

2019年から2023年までの間に、新しい外装を構築しました。 ウィキメディアのウィキをもっと利用者に親しみやすくして、閲読者のユーティリティを高め、既存の編集者に対するユーティリティを維持したいと考えました。私たちのサイトに寄せられる信頼を高め肯定的な感覚を増やせたか、サイトのユーティリティ(検索や言語切り替えなどよく使われる操作の使用)が向上したか測定しました。

2022年に、新しい外装を既定にする準備ができました。 それ以来、ますます多くのウィキに導入しています。 最終的には、すべての場所でひとつの外装を既定にする必要があります。 これは2つを無期限に既定として維持することが不可能だからです。

更新情報

目標は何だったのか

本棚を想像する

以前のインターフェイスは…

……利用者が予測する動きにマッチしていませんでした。 ……ごちゃごちゃしていて、直感的に理解できませんでした。 ……コミュニティの視点を強調していませんでした。 ……モバイル版と一貫性がありませんでした。

  1. デスクトップ版のインターフェースは、現代的なウェブプラットフォームを使う利用者には見慣れない挙動でした。それで使い方の感覚が失われ、断絶されたような感じがしました。ナビゲーションとインターフェースのリンクは無計画に編成されていました。
    • 読者がメインメニュー、利用者メニュー、ページツールといった利用可能なツールの目的、用語、概念を理解できませんでした。
    • 編集者はナビゲーションの階層が新規参加者にとって紛らわしいことを発見しました。
    • 編集者とその他の貢献者はよく使うツールにより簡単にアクセスできることを求めていました。
    • 編集者は貢献を開始する方法をより少なく、しかしより目立つようにすることに興味を示しました。
  2. ごちゃごちゃしていたため、利用者の気が散ってページを開いた目的に集中できませんでした。閲読者がコンテンツに集中するのが困難でした。新規編集者が直感的に閲覧と関係のない単純な作業を実施することができませんでした。
    • ページの情報密度とナビゲーション要素が過剰で、特定の閲覧や編集の作業に集中することが困難になっていました。
    • 読者がページをたどるのが困難でスクロールに多くの時間を費やしていました。
    • 読者が自分に関連する情報を見つけるのが困難でした。
    • 多言語を使える読者が言語切り替え機能に気付きませんでした。
    • 読者はページ全体を通して目次を簡単に表示させる方法を求めていました。
    • 行当たりの文字数が推奨値の3倍以上でした。
  3. ウィキメディアのウィキ群がどのように機能しているのか理解している読者はごくわずかでした。多くの読者は自分が読んでいるコンテンツがボランティアによって執筆され頻繁に更新されること、または自分も同様に貢献できることを知りませんでした。
  4. デスクトップ版のインターフェース、アプリ、モバイルウェブ版では、経験に大きな違いがあるため、閲読者は私たちの製品群をひとまとめのものとして把握しにくくなっていました。ウィキメディアサイトのコンセプトに統一感がありませんでした。

変更の進め方

原則

コンテンツへの介入はしませんでした。 ベクター以外の外装は変更しませんでした。 既存の機能を除去することはありませんでした。 大がかりな変更を一気に導入することはありませんでした。

  1. 取り組む対象はインターフェースに限定します。書式テンプレートやページ上のコンテンツの構成、地図のサポート、ウィキ間テンプレートは作業の対象外でした。
  2. ベクター以外の外装は、私たちのプロジェクトの対象外でした。ベクターはレガシー版を凍結、新機能は新しい既定のベクターの一部として実装に取りかかります。
  3. インターフェースの要素を移動しましたが、かつて既定で利用可能だったナビゲーション用の項目およびその他の機能はすべて維持しました。
  4. 漸進的な方法を採用しました。読者と編集者がなじみやすさを感じ続けられるようにパイロットウィキを求めました。それぞれの機能について、個別に議論、開発、展開しました。

機能を開発する過程

  1. 2019: Problem identification research with both readers and editors – We studied the way people used the site. We identified the largest usability issues as well as obstacles in becoming more engaged with reading or editing. We did this by interviewing readers and editors across multiple countries and locations. We also surveyed gadgets and user scripts. Some of them deserved to be surfaced and be a part of default experience. (See the links: Research and design: Phase 1, Research and design: Phase 2.)
  2. 2019–2022: Prototype development and testing – We built out the ideas for features and began showing prototypes. Each feature was tested with readers and editors through interviews and on-wiki prototype testing. We used Central Notice banners across multiple languages and Wikimedia projects. Each prototype was tested by approximately 200 editors on average. (Example)
  3. 2020–2023: Refining and building – We refined or changed the features based on the outcomes of the prototype testing. In some cases, we asked for additional opinions to ensure we were making the right decisions.
  4. 2020年–2023年: ウィキにおけるA/Bテストおよびその他の定量的テスト – これは「ベータ」フェーズでした:
    • 前もって定義した成功の基準に基づいて機能が期待した通りに動作しているかどうかのテストを実施しました。「前と後」の比較またはA/Bテストを行いました。後者として、利用者の50%に新しい機能を提供し他の50%と比較しました。2週間後に結果を比較しました。
    • 否定的な結果を受け取った場合、異なる利用者層にわたり理由を特定し、機能に変更を行いました。その後、再度機能をテストしました。著しく否定的な結果の場合、変更を巻き戻しました()。
    • ボランティアをしてくれる多様な早期導入(パイロット)ウィキ (ウィキペディアと姉妹プロジェクト群の両方)と協働してこれらの変更をテストしました。
    • また、多くのアカウント保有者が既に新しい外装を使用している、すべてのウィキにわたり使用を監視しています。
  5. 2022 – onwards: Deployments on more and more wikis – The results of testing and subsequent analysis concluded that our changes result in improved usage of the skin, and save time previously spent in scrolling, searching, and navigating. We interpret this as an easier and more comfortable reading experience. There are no negative effects to pageviews, account creation, or edit rates. Knowing this, we continue to roll out the skin on more and more wikis.

追加された機能

実装計画と日程

この外装をあらゆるウィキで既定にする準備ができました。

展開
2019年 5月 最初のチームの議論
2020年 7月/8月 新しいロゴ 折りたたみ可能なサイドバー 、およびコンテンツ幅の制限 をフランス語版ウィキペディアなど最初の早期導入(パイロット)ウィキ で導入
9月 新しい検索ウィジェット を導入
2021年 6月 新しい言語切り替え を導入
2月 ベンガル語、朝鮮語、ポルトガル語版ウィキペディアを含むより多くのパイロットウィキで展開
2022年 8月 新しい利用者メニュー を導入
1月 新しい固定ヘッダー を導入
インドネシア語、タイ語、ベトナム語版ウィキペディアを含むより多くのパイロットウィキで展開
2月 変更をベクターレガシーコードから新しい外装「2022年版ベクター」に分離
5月 新しい目次 を導入
6月 この外装をカタルーニャ語および日本語版ウィキペディアを含む最後のパイロットウィキで導入
最初の視覚的洗練 を導入
10月 最小ウィキペディア群で展開
11月 新しい全幅/制限幅トグルボタンを導入
12月 アラビア語およびギリシャ語版ウィキペディアで展開
2023年 1月 英語版ウィキペディアで展開
2月 ログアウト利用者に対して全幅/制限幅の個人設定が維持されるようになる
3月 新しいページツール メニューを導入
4月 ポーランド語版ウィキペディアで展開
5月 スペイン語版ウィキペディアで展開
8月 中国語版 (zh) およびいくつかの小規模ウィキペディアで展開
10月 スウェーデン語、ハンガリー語、オランダ語、ヒンディー語、ノルウェー語ブークモール版ウィキペディアで展開
メタウィキ、およびほとんどのウィキブック、ウィキニュース、ウィキクォートおよびウィキバーシティのウィキでも同様
11月 ほとんどのウィキボヤージュおよびウィクショナリーで展開
最後の視覚的洗練(Zebra 9として知られる)を導入
2024年 3月 ほとんどのウィキソースおよび財団内部ウィキで展開

連絡先

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  • バグ報告:バグの報告先は Phabricator にタスクを新設してプロジェクト名 #Desktop Improvements Vector 2022 を追加します。
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優先すべき翻訳 

トップ3

  1. Reading/Web/デスクトップ版の改善
  2. Reading/Web/Desktop Improvements/よくある質問
  3. Reading/Web/Desktop Improvements/機能

その他の優先すべき翻訳

  1. Template:Reading/Web/Desktop Improvements/Talk page intro
  2. Template:Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Navigation
  3. Template:Reading/Web/Desktop Improvements/Header
  4. Reading/Web/Desktop Improvements/更新
  5. Reading/Web/Desktop Improvements/リポジトリ
  6. Template:Reading/Web/Desktop Improvements/Office hours announcement

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