だれの投稿?

ショートカット: WWT
From mediawiki.org
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WWTの紹介:ツールを使用した画面のサンプル。

概要

Who Wrote That? (以下WWT) はブラウザ拡張として、ウィキペディアの記事ページに直接、執筆者情報を表示します。 コンテンツにカーソルを当てると、同じ執筆者による改変部分を強調表示します。 コンテンツをクリックすると、システムは改変をした執筆者を識別し変更履歴とともに表示します。 WWT の機能は特定の編集について、変更履歴をいちいち精査しなくても、利用者が情報源と背景を探せるようにします。

WWT の開発は要望アンケート2017年で選ばれた要望のNo. 4 に対応し、担当はコミュニティ技術チームです。 WWT が扱うデータとその分析は WikiWho で動作する WhoColor API 、および MediaWiki API によります。

当プロジェクトは2020年2月に完了しました。 調査を実施、ツールのアクセス可能性を他のウィキあるいは言語版に拡張できるかどうか、または将来的にガジェットに展開可能か検討しました。 プラットフォームや言語版の拡張には可能性はありますが、コミュニティ技術チームにはそれに必要な時間もリソースもすぐには手当てできないのが現状です。 しかしながら、将来的には拡張の可能性はあるかもしれません。

皆さんのフィードバックを歓迎します。 ご意見ご提案はプロジェクトのトークページに投稿してください。よろしくお願いします。

Who Wrote That? の使用法

ツールから「Who Wrote That?」を開きます。

ツールのインストール手順

まず最初に、お使いのChrome または Firefox ブラウザの拡張機能としてツールをインストールします。[Note 1] これを行うには、前文の関連リンクをクリックして拡張機能ストアにアクセスします。 ストアを開いたら、「Chrome に追加」または「Firefox に追加」を押してインストールします。 インストールも使用も無料です。

ツールを開くには

WWT のインストールが完了すると、すぐに使えます。 まず、WWT を使えるページを開きます。 以下に当てはまるページかどうか確かめます。

  • 英語版、ドイツ語版、バスク語版、トルコ語版、スペイン語版およびフランス語版を含む、ウィキペディアのいくつかの言語版で、(トークページや利用者ページではなく)記事のページを閲覧していること。
  • 閲覧モードでページを開いていること (編集モードは対象外。)
  • デスクトップ版のブラウザを使っていること (モバイルモードあるいは携帯機器での閲覧は対象外。)

これらの条件が全て true の場合、ウィキペディアのサイドバーにある「ツール」欄に、「Who Wrote That?」のリンクが表示されるはずです。(通常は画面左側に配置) どのリンクをクリック、ツールを有効にします。 初回の利用のときはポップアップでお知らせが表示され、ツールの説明が書いてあります。 「了解」ボタンを押すと、ポップアップが閉じます。

同一の執筆者が書いた記事を探すには、記事の上でカーソルを動かします。


強調表示機能

この WWTではメインの機能のうち、まず強調表示を実現。 このツールを使うと、単語もしくはサムネイル画像にマウスカーソルを合わせると、その部分を編集した利用者に関連するコンテンツを強調表示します。 こうすることで、特定のコンテンツと他のコンテンツがどのように関連しているか把握できます。 強調表示した編集者が、その特定のページ上でどのような活動をしたか大まかに確認できます。

内容をクリックすると変更履歴の詳細を表示。

バージョンの詳細情報機能

WWT の主な機能の2番目は、ポップアップで変更履歴を示す点です。 この機能を使うと、執筆者と更新版について細かな情報がわかります。 実行するには、特定の単語もしくはサムネイル画像をクリック。 表示は小窓に現れ、以下の情報が載っています。

  • そのコンテンツと関連する編集者の利用者名。 当該の利用者ページとトークページ、変更履歴へのリンク。 IP アドレスで投稿した利用者なら、リンク先は利用者ページの代わりに投稿記録。
  • 改版時点のタイムスタンプ、その差分のリンク。 日時は使用しているブラウザのローカル日時を採用。
  • 記録がある場合は、その改版の編集要約。
  • 改版で増減したバイト数。
  • その編集者が手がけたページの内訳(パーセンテージ)。 このパーセンテージの算出は、文字数ではなく トークンに基づいており、またページ全体ではなく当該の箇所限定で計算します。 それでもパーセンテージを参照して、そのページに当該の編集が残した足跡のあらまし がわかります。

WWT でページの過去版や差分ページを開く

この WWT は記事の過去の版にも適用できます。 さらにまた、差分ページでも利用可能です。(差分表示の下の記事の表示部分)。

WWT を有効にした時のリンクの見え方

要点として WWT を有効にすると、リンクの中に挙動が変わるものがえります。

  • 記事ページ内のウィキ間リンクは無効になります。
  • 記事ページ内の外部リンクは無効になります。
  • 同じページ内へのリンクは有効(別の見出しへのリンク)。
  • 利用者は「編集」ボタンをクリック。 これらのリンクから編集ビューに遷移すると、 WWT は閉じます。
  • When WWT を有効にすると、その記事以外のページへのリンクは利用可能です。 そのリンクを利用者がクリックした場合、関連ページに遷移して WWT は自動で終了します。 いったん WWT が閉じたら、もう一度、読み込んでください。

ツールを終了させるには

ツール欄の「Who Wrote That」リンクをクリックすると終了します。 あるいは情報バーの「x」ボタンを押すと終了(ページ最上部) WWT を終了したら、また「Who Wrote That」のリンクをクリックするとツールが開きます。

潜在的なエラー

WWT を読み込んだとき、エラーが発生することがあります。 エラーが起こったら、情報ツールバーに〈エラー〉通知が赤色で示されます。 エラーへの対処は、情報ツールバーに出た指示に従いましょう。 エラー発生の場合は、ページを再読み込み(リフレッシュ)、 そのあとでツールをもう一度、読み込んでください。

現在のツールの制限

現状では以下を含めて機能に制限があります。

  • WWT が作動するのは記事のページ限定です(トークページや利用者ページその他では無効)
  • WWT が有効なウィキは限定されています。 原因は WhoColor API を運用して分析結果を採取しているためで、この API が扱うデータしか表示できません。
  • WWT が執筆者情報を提供できるのは、一定のコンテンツに限定されます。 テンプレートその他の要素は検討の対象ではありません。 原因は WhoColor API を運用して分析結果を採取しているためで、この API が扱うデータしか表示できません。
  • WWT は、現状ではデスクトップ版の利用者に限定して提供しています。 もしかしたら将来、モバイル利用者あるいはモバイル版のブラウザ対応を検討するかもしれません。
  • WWT は現状ではブラウザ拡張機能として提供しており、ウィキ内で選べる拡張機能でもガジェットでもありません。 将来的に、ガジェットとして実装する検討に進むかもしれません。

フィードバックを募集中!

WWT はできたてのツールで、ぜひ皆さんと共有したいと思います。修正済みのバグも多く、現在も作業中です。 WWT の改良のため、皆さんのフィードバックを募集中です。載せてみて、使ってみて、どんな感想ですか? インストールは楽でしたか、使い心地は? このツールでわからないことや気になる点はありませんか? ご意見ご提案はプロジェクトのトークページまたはPhabricatorで受け付けています。 お手数をかけますが、ぜひ皆さんの意見を聞かせてください!

注記

  1. Chromiumベースのブラウザであれば、Chrome 拡張機能が使えるはずです。 そのグループには Chromium 自体のほか、Microsoft EdgeVivaldiBrave ブラウザが含まれます。

外部リンク