Growth/機能の概要

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Growthチームの機能を紹介する動画。 キャプションがあなたの言語で入手可能な場合があります。

主に3つの困難(技術的な課題、概念的な課題、および文化的な課題)を原因として、新規参加者がウィキペディアでの編集および編集の継続に悪戦苦闘していることが調査によって示されました。現状、新規参加者にはこの困難を乗り越えるために必要なリソースに到達する手段がありません。新規参加者にそれを提供するために、ウィキメディア財団 Growth チームは3つの相互接続された機能を構築しました。以下で詳細を説明します。 これらの機能は新規参加者の活性化、定着、および編集量を増加させることが示されました

  • 新規参加者ホームページ:「新規参加者タスク」をホストする特別ページであり、新規参加者が活動を始めるのに適した場所です。 ホームページは質問をすると答えてくれるボランティアの指導役へのリンクを含む、多くのリソースへのアクセスを提供します。
  • 新規参加者タスク:新規参加者が編集について学ぶ助けになるお勧めの編集を供給します。新規参加者はこの供給を通じて、生産的な編集を行いました! お勧めの編集はホームページで中心的な機能として位置付けられています。
  • ヘルプパネル:編集中の新規参加者にリソースを提供するプラットフォーム。 新規参加者が新規参加者タスクに取り組むとき、何をすれば良いかをヘルプパネルが案内します。

機能の一部は、コミュニティにも調整ができます。

  • コミュニティ単位の設定:Growth 機能の働きをコミュニティが設定する、特別ページの一種。
  • 指導役制度:ツールの組み合わせで、編集初学者で助言を求めている人たちと、経験を積んだ編集者で手を貸せる人とマッチング。

これらの機能はすべて、デスクトップでもモバイルでも利用可能です。経験を積んだ利用者も機能を有効にして使用することができます。 これらの機能はすべてのウィキペディアで試すことができます。 これらは大多数のウィキペディアで、新規参加者に対して既定で利用可能になっています。[1]

Growth チームの詳細は、mediawiki.orgにあるこちらのページをご参照ください。 ご利用のウィキに展開するには、展開手順のページを確認してください。 質問があれば、よくある質問(FAQ)を確認してください。また当チームにメッセージを送って主旨をお知らせください。

新規参加者タスク

この機能はGrowth機能の主要な構成要素であり、初めて編集する新規参加者の人数、戻ってきてさらに編集する人数、および新規参加者による編集の回数を増加させています。 新規参加者タスクは、編集する記事を新規参加者ホームページの「お勧め編集モジュール」を介して表示して提案するワークフローです。新規参加者は(メンテナンステンプレートに基づく)様々な種類の編集から選択したり、(ORESモジュールに基づく)興味のあるトピックに絞り込んだりすることができます。提示される記事から作業する対象を選ぶことができます。記事を開くと、ヘルプパネルが編集を完遂する方法について案内を提供します。

受け取ったフィードバックや収集したデータから、Growthチームは新しい編集ワークフローを構築しました。これは初心者、特にモバイル機器利用者のためにワークフローをより小さくてより簡単なものにすることを目的としています。これらは「構造化タスク」と呼ばれます。 最初の構造化タスクは「構造化リンク」です。これはアルゴリズムが新規参加者にウィキリンクするのに適した単語や語句を提案するものです。この機能はすべてのウィキに展開されています。[2] リンクのお勧めに基づいて、記事または記事の節に不足している画像をお勧めする機能を構築しました。 この機能はテストとしていくつかのウィキペディアで利用可能です。

新規参加者ホームページ

この特別ページは新規参加者タスクのワークフローをホストし、新規参加者が最初の日に参照する必要がある最も重要なものへのアクセスを提供するその他のモジュールを収容しています。アカウントを作成した後、新規参加者にはホームページを訪れることを推奨するポップアップ(およびその他のいくつかの通知)が表示されます。ホームページはブラウザウィンドウの上部にある利用者名へのリンクを通じてアクセスすることができます。Growthチームはまだ様々な種類のモジュールで試験をしているところですが、ホームページに現れる可能性のあるモジュールはこちらです:

  • 指導役モジュール:それぞれの新規参加者に経験を積んだ利用者を割り当て、その指導役のトークページに質問を簡単に投稿する方法を提供します。指導役はサインアップすることによって、ボランティアとして参加します。 この機能を有効化するにはコミュニティが設定をする必要があります。
  • お勧めの編集モジュール:上記の「新規参加者タスク」をご参照ください。
  • ヘルプモジュール:よく訪問されるヘルプページへのリンクを列挙します。
  • 影響力モジュール:新規参加者に対して、自分が編集した各記事のページ閲覧数を表示します。
  • メール - ページではメールアドレスの追加と確認も促します。

これまでの結果

  • 新規参加者の大部分は自分のホームページを開いており、その後も多くの人がまた再訪しています。
  • 2020年11月時点で、1万1785人の利用者から指導役に、1万4228件の質問が寄せられました。
  • ホームページはメールアドレスが確認済みになっている新規参加者の数を増加させます。

新規参加者ホームページの詳細は、mediawiki.orgにあるこちらのページをご参照ください

ヘルプ パネル

これは新規参加者がページの編集中に開くことができるボックスです。次の4つのことをします:

  • 新規参加者がお勧めの編集に取り組んでいるときに案内をする。
  • よく訪問されるヘルプページへのリンクを列挙する。
  • 新規参加者がその他のヘルプや方針のページを検索できるようにする。
  • 新規参加者がヘルプデスクに直接、質問を投稿できるようにする。

ヘルプパネルはウィキテキストエディタにもビジュアルエディタにも表示されます。この機能を展開したとき、ウィキの既存のヘルプデスク(またはTeahouse)と連携させて、ヘルプデスクをウォッチリストに入れている経験を積んだ利用者がやって来る質問を受け取ることができるようにしました。

これまでの結果

  • ヘルプパネルが表示された新規参加者のおよそ 20% はこれを開き、その 50% は実際に試しています。
  • ヘルプパネル単体では新規参加者の編集の増加に結びつかないものの、この機能を継続する理由は上記の新規参加者タスクフローのところで触れたように将来性を認め、ガイダンスを提供する目的があるからです。

ヘルプパネルの詳細は、mediawiki.orgにあるこちらのページをご参照ください

コミュニティの設定

それぞれのコミュニティはSpecial:EditGrowthConfigを編集して、Growth 機能の働きを調整してください。 どのコミュニティも、コミュニティの合意を得てから設定変更をするように推奨します。 合意が成り立ったらそのことを当チームにご連絡いただくことが肝心で、何か問題点を発見されていたらその解決をお手伝いしたり、設定の詳細を補佐できる可能性があるからです。 皆さんがその決断されたと教えていただけると、今後の機能改善に向けても良い材料になります。

指導役制度

指導役制度とはツールの組み合わせで、編集初学者で助言を求めている人たちを経験を積んだ編集者で手を貸せる人とマッチングします。

指導役制度はコミュニティごとに設定ページで有効にします。 そうすると指導役はSpecial:MentorDashboardを開き、サインアップをします。このページでは、指導役の皆さんが各人の指導役としての個人設定を書き込み、必要な場合には、自分自身で休暇扱い退役したりします。

指導役になる基準の決定は、各コミュニティ次第です。コミュニティの皆さんには単純かつ励みになる基準を選び、より多くの指導役がサインアップできる基準にするよう推奨します。

詳細は「よくある質問」(FAQ)を参照してください。

この機能を試してみる

Growth 機能を導入したウィキ群またはtest.wikipedia.org個人設定(利用者情報)を開き、次の選択肢をクリックしてください。

  • 新規参加者ホームページを表示する — 新規参加者ホームページを有効にすることで新規参加者タスクにアクセスできるようになる。
  • 編集者ヘルプパネルを有効にする — ヘルプパネルを有効にしないと、編集初学者タスクは正常に機能しません。

注記

  1. 新規参加者とは新しくアカウントを作成しウィキにログインしている利用者です。ログアウトしている利用者や IP 編集者は Growth 機能を利用できません。
  2. いくつか例外も存在します。導入先の一覧参照。