Extension:AbuseFilter/Actions
概要
AbuseFilter(不正利用フィルター)は、一度に複数のアクションを実行できます。 "ログへの記録"と"タグ付け"はソフトなもので、編集内容の保存を妨げることはありません。 "絞り込み"と"警告"は特別なアクションであり、単独ではあまり効果がありません。前者は内部のカウンターを静かに増加させるだけ、後者は利用者がなにをしようとしているか利用者に警告し、警告の内容に応じて編集を修正させます。(またはすべての編集の保存を防ぎます)。 "不許可"はより強力なアクションであり、編集の保存を妨げます。 他のアクション、つまり、"自動昇格の失効"、"ブロック"、"権限除去"、および"レンジブロック"はさらに強力であり、それぞれのアクションは編集が完了しないようにし、利用者本人に特定のアクションを適用します。
これらのアクションの一部(具体的には、ブロック、権限除去、自動昇格の失効)は、abusefilter-revert権限を持つユーザーによって取り消される場合があります。 これにより、利用者は /revert 下位ページにアクセスできるようになります。このページでは、期間を指定し、指定したフィルターによって実行された取り消し可能なアクションのリストを取得できます。 取り消しを確認すると、これらの操作はすべて取り消されます。 フィルターによって実行されたアクションを元に戻すためのフォームには、すべてのフィルターページにある履歴を閲覧するためのリンクのすぐ下にあるリンクからアクセスできます。
アクションの一覧
AbuseFilter (不正利用フィルター) 拡張機能では、以下の機能を利用できます:
記録
不正利用ログに検出を記録します。この機能は停止できません。
警告
特定の操作をしようとした利用者に対し、その操作が悪いものであるかもしれないことを実行前に警告し、操作を再考させます。 また、表示する警告文をフィルターごとに指定することもできます。
絞り込み
このフィルターは速度制限が作動している場合にのみ作動します。 また、許可するアクションの数 (正の整数)、これらのアクションを起こす期間 (正の整数)、グループ付けする基準 (下記の一覧から少なくとも1個、小文字) を指定することができます。
グループ分けは、集団(共有)の絞り込みをされた人々の定義です。
つまり、user
と入力した場合、同じ利用者が特定の期間に特定の回数だけフィルターにヒットする必要があります。
You may also combine groups with commas to specify that throttle matches sharing all criteria will be aggregated.
For example, using ip,page
, X filter matches in Y seconds from the same IP address to the same page will be required to trip the remainder of the actions.
利用可能なグループの完全なリストは次のとおりです:
ip
– IP アドレス。user
– 利用者アカウント。range
– /16 レンジ。creationdate
– 利用者アカウントの作成日。サーバーの日時。editcount
– 編集回数 — 異なる利用者を検出し、グループ化します。site
– サイト全体。page
– ページ。
不許可
エラーメッセージを表示し、問題となっている操作の実行を阻止します。
自動昇格したグループの失効
特定の操作をしようとした利用者から、3~7日の範囲の期間$wgAutopromote
の権限を剥奪します。
この権限はデバッグツールのページで再付与できます。
ブロック
特定の操作をしようとした利用者を指定した期間にわたってブロックします。ブロックの要約にはそれを引き起こしたフィルターの名前が表示されます。
権限グループからの除去
特定の操作をしようとした利用者から特権グループ(管理者やビューロクラットなど)を剥奪します。 要約での説明にはヒットしたフィルターの名前が表示されます。
レンジブロック
"一斉ブロックオプション"とは多少異なり、ルールがヒットした/16
のレンジが1週間ブロックされます。
タグ付け
操作に対して特定の「タグ」を付けます。タグは、最近の更新、投稿記録、操作記録、新しいページ、ページの履歴などあらゆる場所で表示されます。 これらのタグはスタイルを設定できるため、特定のタグが付いたアイテムを別の色または類似の色で表示できます。