ベータ版機能
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ベータ版機能とは新しい機能を、ウィキペディアおよびその他のウィキメディア・サイト群で全員にリリースされる前にテストできる手段です。 自身のアカウントでベータ版機能を有効にするには、個人設定を使用してください。機能の有効化はサイトごとに行う必要があることにご注意ください。
このプログラム (ベータ版機能) についてのご意見をぜひこちらの議論ページに投稿をお願いします。
目的
ベータ機能の第一の目的はウィキメディアの設計者と技術者が(出身がウィキメディア財団でもコミュニティでも)技術の改善をロールアウトする場として、 多数の利用者がテストできる環境を提供することにあります。それらの機能をリアルな環境で使用した利用者から、フィードバックを集めることを目指しています。第二に、設計が優れていて役に立つガジェット他のコミュニティ向けコードを提出する固有のパスを置き、ウィキメディアの設計部門や技術部門から査定やテストと評価を受ける場作りと、やがてはコアに導入する道を開こうとしています。
このような機能を提供するコードはBetaFeatures 拡張機能にあります。ベータ機能はログインしている利用者ならだれでも設定できます。ページ上部にある個人用ツールバーから個人設定を開いて、ベータ機能のタブで設定してください。
機能
現在のところ、利用者ができることは以下の通りです:
- 個別の機能へのオプトイン (手動)
- 追加の機能が発表されるたび、全てを自動で有効にする[issue 1]
使用したい機能がある場合、割り当てられたチェックボックスを選択して「保存」をクリックしてください。ベータ版機能として (他の機能同様) 設定を保存する必要があります。利用者に対する新機能の提供予定は、Beta Features/Roadmap に概説されたとおりです。
現行のベータ版機能
現時点でこのシステムでテスト中のベータ版機能は以下のとおりです:
- ⧼visualeditor-preference-newwikitexteditor-label⧽ (リーダー:ジェームズ・フォレスター) – ⧼visualeditor-preference-newwikitexteditor-description⧽
これらの機能は一部のウィキでのみ有効です。
- 参考資料プレビュー (リーダー:レナ・マイントラップ) – 脚注マーカにマウスを当てると、出典のプレビューを表示。
- コンテンツ翻訳 (リーダー: Amir Aharoni) — ページ翻訳用のツールで、2画面エディタで使いご使用の言語に手ばやく翻訳。
- 利用者のトークページでFlowを用いるFlow on user talk(リーダー:Roan Kattouw)- 新しい議論の構造化を利用者のトークページで活用。
これらの機能は、一部のウィキではベータ機能ですが、他のすべてのウィキではすべての人に有効になっています:
- 議論ツール (リーダー:エド・サンダーズ) – DiscussionTools拡張機能のうち、まだすべての利用者に対して有効になっていない特定の機能を有効にします(リストはウィキによって異なります)。
- 段落に基づいた編集の競合 (リーダー:リー・ヴォーゲット) – 進化型の段落に基づく表示により編集の競合を表示します。
- ⧼visualeditor-preference-core-label⧽ (リーダー:ローン・カットー) – ⧼visualeditor-preference-core-description⧽
- ⧼visualeditor-preference-visualdiffpage-label⧽ (リーダー:エド・サンダーズ) – ⧼visualeditor-preference-visualdiffpage-description⧽
ウィキメディア開発チームやコミュニティのボランティアの皆さんで、新機能もしくは既存の機能の大幅な改変のテストをご希望でしたら、このプロジェクトに参加するようご招待いたします。
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現在の拡張機能のギャラリー
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利用者トークページと構造化された議論
(リーダー: Joe Matazzoni)
利用者のトークページで新しい構造化した議論を利用できるようにする -
wiki文エディタの更新版
(リーダー: Dan Garry)
新しいウィキ文エディタをビジュアルエディタ内で利用できるようにする。 -
参考リンクのプレビュー
(リーダー: Johanna Strodt)
脚注マーカにマウスを当てると参考資料のプレビューを表示。 -
コンテンツ翻訳
(リーダー: Amir Aharoni)
エディタの表示を左右に並べ、ページを迅速に翻訳するツール -
Paragraph-based edit conflict
(リーダー: Lea Voget)
Show the edit conflict view using a more advanced paragraph-based view. -
DiscussionTools
(リーダー: Ed Sanders)
Enables experimental talk page features: Reply to talk page comments in one click and Add new topics using an inline form.
実装した拡張機能
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メディア ビューアー
(リーダー: Fabrice Florin)
画像を大きく表示。 -
文字体裁の改新
(リーダー: Steven Walling)
文字の可読性を改善。 -
ビジュアルエディター オプトイン
(リーダー: James Forrester)
ウィキコードを知らなくてもページを編集できる。 -
VisualEditor Formulæ
(リーダー: James Forrester)
ページの代数や方程式を編集。〔訳注:廃止〕 -
ビジュアルエディター 言語ツール
(リーダー: James Forrester)
文の記述をした言語をマーク〔訳注:廃止〕。 -
Other projects sidebar
(リーダー: Tpt, Lydia Pintscher)
サイドバーに領域を確保し、姉妹プロジェクトへのリンクを表示。リンクはウィキデータのサイトリンクに基づいて生成。 -
Enhanced notifications
(リーダー: Roan Kattouw)
通知を見やすく整理して表示。他のウィキに通知が届いたとわかる、ウィキ間通知を含む。 -
ORES
(リーダー: Amir Sarabadani)
ORES は AI技術を使ったツールで、破壊的な編集を「最近の更新」「ウォッチリスト」の一覧に強調表示する。 -
ページプレビュー (旧称はホバーカード Hovercards)
(リーダー: Jon Katz)
記事リンクにカーソルを当てると、その記事の短い要約を表示する。 -
構文の強調
(リーダー: Danny Horn)
記事の文とウィキテキストやコードを見分けやすくするため、色分けや背景色で区別して表示。 -
編集リビューの改善
(リーダー: Joe Matazzoni)
最近の更新で編集箇所のリビューに、新しいフィルタや利用者が指定した色分けその他の改善を適用。 -
Template wizard
(リーダー: Niharika Kohli) -
FileExporter
(リーダー: Lea Voget)
Allows for easy exporting of files to Wikimedia Commons. -
新ビデオプレーヤー
(リーダー: James Forrester)
⧼beta-feature-timedmediahandler-description-videojs⧽ -
Visual diffs
(リーダー: Dan Garry)
Show visual diffs on history pages
その他の機能
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Compact Personal Bar
(リーダー: Jared Zimmerman)
A simplified site header with quick access to primary tools and a flyout for the rest. -
Form Refresh
(リーダー: Jon Robson) -
Minerva
(リーダー: Jon Robson)
モバイル版外装に注力、モバイルとデスクトップの変更をすばやく反映する受け皿として使用する。 -
Nearby Pages
(リーダー: ?)
近くの場所に関連するその他のページを示す。
自分でベータ版機能を作る
ベータ版機能を自分で作成したいですか? 素晴らしい! ジェームズが喜んでお手伝いします。
まず、あなたのコードが以下の基本的な要件を満たしていることを必ず確認してください:
- サイトのパフォーマンスを大幅に低下させない。
- サイトや利用者のシステムのパフォーマンスが目に見えて著しく低下しない。
- 利用者のブラウザーをクラッシュさせない。
- データの消失や破損を発生させない。
- 他のベータ機能との基本的な相互運用性を実現する。[issue 2]
- サイトのユーザーエクスペリエンスに積極的に貢献し、本質的に加算方式で取り組みます。例えば、サイトの機能や実用性を削減して代わりにベータ版機能を使用することはできず、削除された部分はほかのものに置き換える必要があります。
- 新しい拡張機能を製品に実装するにあたり、最低1週間かけてウィキメディア財団の実装前ベータサーバ上でテストをしなければなりません。このテスト期間は製品の利用者に迷惑をかけないように、あらかじめ深刻なバグを抑えておくために設けてあります。
自分のコードが以上の諸条件に適合すると確信を持てたら、企画として新しい機能の提案ページに投稿してください。ベータ機能開発の一端として提出を求められるので、ユーザーインタフェースに関する自作の機能の説明文と画像を用意してください。これについては必要に応じ、設計と製品チームからサポートを受けることができます。
外観
個人設定の「ベータ版機能」タブの外観は意図的に変えてあります。興味を引きつけるため、あるいは現状の利用者の個人設定の標準的な画面構成や構成要素から離れた発想を促すためです。
個人設定の「ベータ版機能」タブのスクリーンショットはこちら。

既知の問題点
- ↑ 現在、利用者が自分で[個人設定]ページにアクセスして設定するまで、これらの機能は有効になりません。 (phab:T64815)
- ↑ しかし相互運用性が障壁だと言っているわけではありません。相互運用性の問題を取り上げる必要はあるものの、障壁かどうかはケースバイケースで判断されます。
外部リンク
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