コンテンツ翻訳

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コンテンツ翻訳ツールの画面の比較。翻訳原文(左)と訳文(右)にそれぞれリンクを表示している。
コンテンツ翻訳の紹介

コンテンツ翻訳ツールを使うと、画面上で元の言語の記事を見ながら、そのすぐ横で翻訳作業を進められます。ブラウザーのタブ間でテキストをコピーしたり関連リンクやカテゴリを探したりといったわずらわしい作業は自動化されます。スムーズな作業が可能となるため、翻訳者は自然な翻訳による高品質なコンテンツを仕上げることに集中できます。

本ツールは現在も活発な開発が進められている段階ですが、試用が始まっています。既に本ツールで100 万件を超える記事が翻訳されており、翻訳者の生産性向上への貢献が見てとれる結果となっています。[1][2] コンテンツ翻訳ツールには辞書や機械翻訳といったサービスが組み込まれています。全言語がサポートされているわけではありませんが、 設定によって追加が可能です。

コンテンツ翻訳ツールは既存の Translate (翻訳) 拡張機能を補完するものです。ウィキペディアのメニュー他、ユーザーインターフェースなどの要素はコミュニティでの統一を保つために翻訳拡張機能、コンテンツにはコンテンツ翻訳ツールと対応を分けています。

関連項目:

  • User documentation
  • Technical documentation
  • 節単位の翻訳とモバイル版のサポート。 節単位の翻訳イニシアティブとは、コンテンツ翻訳拡張機能の対応範囲を拡充するものです。(※=Section Translation initiative) 翻訳者は、モバイルやデスクトップを用いて新しいセクションを翻訳することで、既存の記事を拡張することができるようになります。 セクション単位翻訳は開発段階に入りましたので、皆さんもぜひ、これに参加したり更新情報を確認してください。

ツールの試用

翻訳ツールを開くには、どの言語のウィキペディアでも Special:ContentTranslation にアクセスします。初回の利用時に、そのウィキで翻訳ツールが有効化されます。(訳注:有効化すると特別:ContentTranslationから作業を継続できます。)

コンテンツ翻訳は全言語のウィキペディアでログイン利用者が利用できる機能です。 一部の言語では、ベータ版機能として有効にする必要がありますが、他の言語版ではデフォルトで有効となっている通常のユーザー設定となります。 有効にすると、「投稿記録」のページや、自分の言語版に無い記事の場合、ウィキペディアの記事の言語の一覧に翻訳を簡単に始められるエントリーポイントが表示されます。

翻訳ツールの利用中に問題が発生した場合や、使ってみた感想などをご紹介していただける場合は、コンテンツ翻訳ツールのトークページ に書き込んでください。

コンテンツ翻訳の使い方を示すスクリーンキャスト

ツールの目的

コンテンツ翻訳を使えば、他の言語に存在する記事をもとにして初版のウィキペディア記事を作成できます。本ツールは、既存の記事からコンテンツを転送し修正(翻訳)することで別の言語で新しく記事を作成することに主眼を置いています。編集者は、既存のコンテンツを最大限に活用して(あるいは逆に最小限だけを使い)初版を作成し、後から普段使っているツールで編集を続けられます。

私たちは、コンテンツ翻訳ツールが人知の蓄積をさらに多くの言語へと拡大する手助けとなることを願っています。本ツールは、2言語以上を使える利用者を対象としています。

本ツールは、既存の編集者がコンテンツを翻訳するプロセスを簡略化します。現在、利用者のおよそ15%が別の言語でも編集を行っています。複数言語で編集を行っている利用者は、単一言語のみを扱っている利用者と比較して活動が活発で、平均2.3倍の編集を行っていることが分かっています。[3] さらに、本ツールのもうひとつの狙いとして新規編集者を呼び込む意図もあり、まっさらな状態から新規ページを作成するよりも簡単に貢献できる方法を提供しています。

コンテンツ翻訳ツールは次の方針にのっとり設計されています。

  • 時間の節約。翻訳者が外部ツールへのコピーやペーストなど不要な手間をかけず、すばやくコンテンツを作成する支援。
  • 支援の提供。間違いを防ぎ、利用者が翻訳に自信を持てるようにすること。
  • 翻訳品質の向上を促す。ツールはウィキメディアにおける翻訳の意義を的確に伝え、利用者が品質の劣る翻訳を投稿しないように支援すること
  • 利用を強制しない。編集の方法は翻訳者ごとに異なるので、本ツールが翻訳者自身の編集手順の妨げとならないようにすること。
  • 内容に集中する。翻訳作業はテキストの整形よりも記事の内容に集中すること。ウィキテキストなど技術的な要素は、翻訳作業のハードルをあげないように処理すること。

分析において考慮された詳細を紹介しています。

参加方法

関連ページ

脚注